人工知能研OB・OG就職実績概要

1.人工知能研の教育・研究指導

人工知能研では卒業研究および大学院の研究指導において指導教員の専門分野である人工知能およびビッグデータ解析の世界の最先端技術を吸収するだけでなく、研究指導で用いられる文献は基本的に全て英語であり、更に大学院在学中に必ず国際会議で研究成果の発表を行う等の語学力向上の機会があり、グローバル人材の育成にも注力している。そのため広い視野をもつ先端的技術のめまぐるしい変化にも俊敏に追従する適応力の高いエンジニアの養成をしている。結果として卒業生の就活の対象になる企業群を大幅へ、日本を代表する超優良企業に多数就職する結果に繋がっている事が実証されている。

近年、総合電機メーカーは経営方針を大幅に転換し人工知能技術を駆使したビッグデータの活用による収益性の高いITコンサル・経営コンサルを統合した総合コンサル事業に重点投資しつつあり、国内はもとより海外現地法人とも長年の多数のクライアントをもつ事を考えると、今後のIT業界は規模・質の両面で大手電機メーカーと競合すると考える。人工知能研では情報科学科 = IT業界への就職という先入観をもたず、広い業種・業態の就職をアドバイスしている。

2.就活状況要約

人工知能研からはIT業界にNTTデータ、サイバーエージェント、SCSK、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、KDDI、日本オラクル、IIJ、インテック、野村総合研究所 (NRI)、新日鉄住金ソリューションズ、日本総合研究所、TIS等の資本金100億円以上の上場企業に58人の卒業生がいる。

総合電機メーカーである日立製作所、日本電気、富士通、パナソニック、三菱電機、東芝を初めとして、キャノン、京セラ、パイオニア、TDK、富士ゼロックス、日本アイ・ビー・エム、日本オラクル、日本ユニシス、富士電機、THK、アイシン、三菱東京UFJ銀行, りそな銀行、横浜銀行、凸版印刷、東武鉄道等の広い業種・業態に就職しており、資本金1000億円以上の大企業に就職したOB・OGは68人の卒業生がいる。

業界を問わず資本金が100億円以上の企業に就職しているOB・OGは130人に達し、人工知能研の就職先の多面性・柔軟性が見て取れる。

3. 2016-2019年度内定企業ハイライト

本学のキャリア支援事務室で閲覧可能な就職先は実際に入社した一社であるので研究室の就活力を十分に反映できない場合もあると思います。そこで、人工知能研の学生が内定した多様な業界の企業を最近4年間について示します。(……億円)は資本金。資本金70億円以下の企業も多数ありますが省略しました。院は大学院修了者を示します。

内定先 人数 資本金 大学院修了者
1. 農林中央金庫 1名 (3兆4804億円)
2. 三菱UFJ銀行 1名 (1兆7119億円)
3. NTTドコモ 1名 (9496億円)
4. 日立製作所 2名 (4587億円) 学部1+院1
5. NEC 1名 (3971億円)
6. 富士通 1名 (3246億円)
7. 丸紅 1名 (2626億円)
8. りそな銀行 1名 (2799億円)
9. 横浜銀行 1名 (2156億円)
10. NTTデータ 2名 (1425億円) 学部1+院1
11. 日本IBM 1名 -------
12. 豊田通商 1名 (649億円)
13. THK 2名 (346億円) 院1+女子1
14. アクセンチュア 2名 ---------
15. 伊藤忠(CTC) 2名 (217億円)
16. SCSK 6名 (211億円) 院1+学部5
17. インテック 2名 (208億円)
18. 日立ソリューションズ 1名 (200億円)
19. リクルート 1名 (100億円)
20. SBMC日興證券 1名 (100億円)
21. TIS 3名 (100億円) うち女子1
22. NEC-SI 2名 (86億円) 学部1+院1
23. NSD 1名 (72億円)

(注記)農林中央金庫:農林水産業の日銀であり超難関;丸紅:日本の五大商社の一つで難関;豊田通商:日本の八大商社の一つ;THK: 機械系優良会社;NEC-SI: NECソリューションイノベーター